その日の保育園の帰り道は、満月でした。
上空では風が強く吹いているようで、お月様は雲に隠れたり、雲の隙間から顔を出したりを繰り返していました。
「どうしてお月様隠れたりするの」
「お空で風が吹いて雲が動いているからだよ」
「どうして風が吹くの」
さあ、なぜ風はふくのでしょうか?
未就学児にわかるよう、なぜ風がおこるのか、を説明してみました。
風って何?
まず、初めに風とは何でしょう。
風とは空気の移動のことです。
空気が移動して、葉っぱがそよそよ動いたり、雲が動いたりして、そして、私たちの肌に当たったりして、私たちは「風が吹いている」と感じます。
風は温度の差によって生じる
空気は温めると軽くなる
風のおこる理由を知る前に、1つ知っておく知識があります。
それは、「空気は温めると軽くなる」ということ。
空気は温められると軽くなります。
例えば、お日様に照らされて温められた空気は軽くなります。
軽くなった空気は上昇します。
穴を埋めるように周りから空気が流れ込む
温められた空気が上昇すると、そこには空気の穴が開いてしまいます。
周りと比べて(相対的に)密度が低くなってしまうのです。
そうすると、その穴を埋めるように周りから空気が流れ込んできます。
この時に発生する、空気の移動が私達に風として感じられます。
実際の私たちが日々感じる風って……
実際の日本の私たちが日々感じる風の流れは、その土地、その土地の地形などによっても大きく左右されます。
でも、
「あっ風が吹いた」
というときは、どこかで空気が温まり、温まった空気が上昇して、周りの空気がそこによってきたという空気の流れがおきて、その流れの一部を感じているということになるのですね。
参考文献
https://kids.gakken.co.jp/kagaku/110ban/text/1408.htmlkids.gakken.co.jp ja.wikipedia.org ja.wikipedia.org blog.sizen-kankyo.com http://kishou.u-gakugei.ac.jp/lectures/basic/doc09.pdfkishou.u-gakugei.ac.jp