先日、こどもと東京メトロ・南北線でお出かけしました。 すると、こどもが電車が駅に止まるたびにいうのです。 「ママ! この駅は違う色だよ!」 初めは何の事を言っているのかわかりませんでしたが、 よくよく話を聞いてみると、ホームドアの色が駅によって違うとのこと。
おお! ほんとだ!! これまで何度も乗ったことがあるのに知りませんでした。 南北線のホームドアの色は 駅ごとに違うのです。 3歳児の観察力。
色の並びにはきまりがある
その日はわりと長く南北線にのりましたので、たくさんの駅の色をみることができました。 白銀台は黄色。 白銀高輪はオレンジ。 麻布十番は赤。 六本木一丁目は紫。 溜池山王は青。 永田町は緑。 四谷は黄色。 市ヶ谷はオレンジ。 飯田橋は赤。
ネットで調べたところ、南北線は駅ごとにホームカラーと言う駅のテーマカラーがあり、ホームドアだけではなくて、エスカレーターのベルトやベンチの色もその色で統一されているそうです。 そしてステーションカラーは赤羽岩淵駅から、
- 緑
- 青
- 紫
- 赤
- オレンジ
- 黄色 と繰り返されているとのこと。
なぜ駅ごとにホームカラーがあるのか
(ここから推測です。) 南北線は東京メトロ地下鉄の中で比較的最後の方に出来た地下鉄です。 線路は完全にホームドアで覆われており、近未来的ではありますが、どの駅も似たような外観で無個性とも言えるような気がします。
通勤で南北線を使っている乗客の立場からすると、ぼーっとしてると、 「あれ、いまどこの駅だっけ?」 とはっとすることもしばしば。 他の路線であれば、駅の壁とか、外の雰囲気で、駅名の看板を見なくても、 駅名がわかることが多いですが、南北線は、駅の個性がないので分かりにくいことがあります。 駅が見分けやすいようにという人間工学的観点から付けたのかなと想像しています。
ホームドアの色は電車の中からも見えます。
ホームドアの色は、ホーム側からだけではなくて電車側からも確認することができます。 お子さんとお出かけの際、電車の中で飽きてしまったら、 「次の駅は何色かな?」 とクイズをしてみたら、 少しは気が紛れるかもしれません。 規則性がみつけられたら、ご褒美をあげないといけないかもしれませんね。
以上、3歳児の観察から南北線のホームのテーマカラーの存在を知ったお話でした。